りん酸。 7664

JISK1449:1978 りん酸

りん酸

溶融亜鉛めっきを行ったスチール製品の「美観」をさらに高めるために注目され、見直されているのが「りん酸亜鉛処理」です。 重厚感や高級感、自然な質感を求められるところに適した仕上げです。 また、経年変化により徐々に濃淡が落ち着き、周辺景観と調和していくのも特徴の一つです。 ご採用の際には事前にご相談願います。 りん酸亜鉛処理のみの加工受託対応は承っておりませんので、ご注意願います。 周辺景観への調和・協調性 鉄(スチール)は金属材料の中でいちばん安価な材料ですが、生地のままだとサビなどの耐食性の問題から、めっき処理や塗装を施す必要があります。 その中でも溶融亜鉛めっきは、耐食性に優れ、比較的コストが低く、メンテナンスフリーであることから、外部の鉄鋼製品によく使用されています。 しかし、処理直後の溶融亜鉛めっき製品は酸化が進んでいないギラギラした光沢があるため、落ち着きのない安っぽい印象が周囲の景観と協調しない傾向があります。 そこで淡灰色から濃灰色までの「りん酸亜鉛処理」を施すことで、周囲の景観と調和させ落ち着かせる効果があります。 このような効果のある「りん酸亜鉛処理」を施すことで表出される模様や不均一な濃淡は、人工的ではなく自然な仕上がりとなり、重厚感・高級感を醸し出します。 又、経年変化により徐々に濃淡が落ち着き、周辺景観とより調和したものになっていく特徴もあります。 これらの特徴が「美観」を高めるための仕上げとして見直され、スチールの金属仕上げとして需要を高めています。 塗装の密着性向上 鉄鋼製品や亜鉛めっき製品などは、塗料との密着性が悪いため塗装後の剥離が起きやすくなりますが、「りん酸亜鉛処理」を施すことで、密着性を高めることができます。 りん酸亜鉛化成被膜は、緻密かつ均一、そして多孔性であり適度に薄いことから、塗装下地処理として要求される諸条件を備えています。 これらの性能は、塗料メーカーが販売しているプライマーより密着性が遥かに上回り、特に高級焼付塗装において力を発揮します。 接合部分の耐摩擦性・耐摩耗性向上 りん酸亜鉛化成被膜は、りん酸の緻密な結晶粒子が複雑に絡み合って生成されているため、極めて優れた摩擦係数・すべり耐力を有しています。 この特性は、鉄骨製品の接合部などに優れた効果を発揮します。 生成された皮膜は多孔性であり、溶融亜鉛めっき層と一体となります。 1:溶融亜鉛めっき品と処理液が反応。 エッチングと同時に水素ガスを発生させながら、りん酸の成分により素材の亜鉛が溶出。 2:浴中の金属塩により、溶出した亜鉛が難溶性のりん酸亜鉛化合物に変化。 3:難溶性のりん酸亜鉛化合物が皮膜となり、素地上に析出・形成する。 析出は主に温度変化や溶媒の量・混合比の変化によって、その化合物の溶解度が下がることによって起こる。 ホパイトはZn3 PO4 2・4H2O、フォスフォフィライトはZn2Fe PO4 2・4H2Oの化学式であらわされる。 両者とも鉱物名であり、同じ結晶構造を持つものが天然に産出される。 結晶構造の良く似たこれらの成分がサビの進行を防止し、塗膜の密着性を高める。 りん酸亜鉛化成被膜の耐食性 基本的には溶融亜鉛めっきの付着量などに担保されますが、初期の耐食性は溶融亜鉛めっきの2倍あり、非常に優れています。 金属腐食が進行する原因は電位差による電池作用によるものですが、りん酸亜鉛化成被膜は無機質の不導体であるため電流を通しません。 それに加えて、塗装と異なり化学的に生成された、りん酸亜鉛化成被膜は剥離することがないことも、耐食性を高める要素となっています。 これらのことが、最初の数年間ほどは溶融亜鉛めっきの腐食減量を防ぐ効果をもたらしてもいます。 りん酸亜鉛化成被膜の耐候性 りん酸亜鉛化成被膜自体は無色で光の反射により色調の表情が出る仕組みであり、紫外線による影響もあまり受けないことから、耐候性の概念にはあてはまりません。 しかし溶融亜鉛めっき製品が酸化被膜を生成するのと同様に、大気中の二酸化炭素や水分が多孔性のりん酸亜鉛化成被膜に入り込むことで、りん酸亜鉛処理製品も保護性の塩基性炭酸亜鉛被膜を生成します。 経年変化による皮膜の生成が色味の移行に表れ、数年をかけて除々に渋さが加わり、景観になじみやすいグレー色へ落ち着いていきます。 また、2次仕上げとしてクリアー塗装を施すことも可能です。 経年変化を抑制するためや、色味の変化をつけるためにカラークリアーを施すなど、用途やデザインによって選択できます。 また、外部では使用できませんが、クリアー塗装後に研ぎ出し加工をすることで、ミガキ石のような重厚感と高級感を表現することもできます。 つまり、可能製品寸法は層の大きさに制限されます。 このサイズを超える製品を検討する際には、一度ご相談をお願いします。 つまり、濃淡や模様をコントロールするのは非常に困難であり、均一の色合いや模様には仕上げることはできません。 また、溶融亜鉛めっき自体は化粧仕上げのためという考えがないので、湯流れによるムラ、めっき溜まり、やけなどが生じることによる化粧面への影響を避けることはできません。 あくまでも、りん酸亜鉛処理は人工的ではなく自然な仕上がりが魅力であり、経年変化により風合いが増す特性であることを採用する際は留意してください。 また、このような特性から補修塗装も基本的には不可能な処理となっています。 数々のりん酸亜鉛処理のプロジェクトに参画する中で、経験とノウハウを蓄積しています。 濃淡や模様のコントロールが難しい中でも、材料のロット管理を行い、製品の溶融亜鉛めっき層やりん酸化成層への浸漬をノウハウに基づき適切に行うなどの品質管理をしています。 そのことにより、「りん酸亜鉛処理」の自然な仕上がりと、一定の統一感を両立させています。 また、溶融亜鉛めっき製品は特に薄板製品において、熱による変形が生じる恐れがありますが、設計段階から検討することで品質を保っています。 りん酸亜鉛処理製品は、板厚・形状などの諸条件がありますが、KIKUKAWAは顧客のご要望に対して真摯に取り組んでまいります。 ご検討・ご採用の際には、ぜひご相談ください。

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[373]苦土重焼燐という肥料

りん酸

ラベル要素 絵表示又はシンボル: 注意喚起語: 危険 危険有害性情報: 飲み込むと有害(経口) 皮膚に接触すると有害のおそれ(経皮) 重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷 重篤な眼の損傷 呼吸器への刺激のおそれ 注意書き: 【安全対策】 この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。 保護手袋、保護衣、保護眼鏡、保護面を着用すること。 屋外又は換気の良い区域でのみ使用すること。 粉じんを吸入しないこと。 取扱い後はよく手を洗うこと。 【応急措置】 吸入した場合、空気の新鮮な場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 飲み込んだ場合:口をすすぐこと。 眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。 コンタクトレンズを容易に外せる場合には外して洗うこと。 皮膚に付着した場合、多量の水と石鹸で洗うこと。 衣類にかかった場合、直ちに、すべての汚染された衣類を脱ぐこと、取り除くこと。 汚染された保護衣を再使用する場合には洗濯すること。 飲み込んだ場合:気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。 口をすすぐこと。 眼に入った場合、直ちに医師の診断、手当てを受けること。 気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。 吸入した場合、直ちに医師の診断、手当てを受けること。 【保管】 容器を密閉して換気の良い場所で施錠して保管すること。 【廃棄】 内容物、容器を都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に業務委託すること。 国・地域情報: 3.組成、成分情報 化学物質 化学名又は一般名: りん酸(Phosphoric acid) 別名: オルソリン酸(Orthophosphoric acid) 正リン酸 化学式: H 3O 4P 化学特性(化学式又は構造式): CAS番号: 7664-38-2 官報公示整理番号 1 -422 (化審法・安衛法): 分類に寄与する不純物及び安定化添加物: 情報しない 濃度又は濃度範囲: 情報しない 4.応急措置 吸入した場合: 被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 直ちに医師に連絡すること。 皮膚に付着した場合: 直ちに、汚染された衣類をすべて脱ぐこと、又は取り去ること。 直ちに医師に連絡すること。 皮膚を速やかに洗浄すること。 皮膚を流水又はシャワーで洗うこと。 汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。 目に入った場合: 直ちに医師に連絡すること。 水で数分間注意深く洗うこと。 次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。 その後も洗浄を続けること。 飲み込んだ場合: 直ちに医師に連絡すること。 口をすすぐこと。 無理に吐かせないこと。 予想される急性症状及び遅発性症状: 吸入:灼熱感、咳、息切れ。 咽頭痛。 皮膚:発赤、痛み、皮膚熱傷、水泡。 眼:痛み、発赤、重度の熱傷。 経口摂取:腹痛、灼熱感、ショック又は虚脱。 最も重要な兆候及び症状: 5.火災時の措置 小火災:粉末消火剤、二酸化炭素、散水 大火災:粉末消火剤、二酸化炭素、耐アルコール性泡消火剤、散水 特有の危険有害性: 火災によって刺激性、腐食性又は毒性のガスを発生するおそれがある。 加熱により容器が爆発するおそれがある。 特有の消火方法: 危険でなければ火災区域から容器を移動する。 容器内に水を入れてはいけない。 消火活動は、有効に行える最も遠い距離から、無人ホース保持具やモニター付きノズルを用いて消火する。 消火後も、大量の水を用いて十分に容器を冷却する。 消火を行う者の保護: 消火作業の際は、適切な空気呼吸器、化学用保護衣を着用する。 6.漏出時の措置 人体に対する注意事項、保護具及び緊急時措置: 直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。 危険な現場を分離して無関係者及び保護具未着用者の出入りを禁止する。 作業者は適切な保護具(「8.ばく露防止及び保護措置」の項を参照)を着用し、眼、皮膚への接触や吸入を避ける。 適切な防護衣を着けていないときは破損した容器あるいは漏洩物に触れてはいけない。 風上に留まる。 低地から離れる。 密閉された場所は換気する。 風上に留まる。 低地から離れる。 適切な防護衣を着けていないときは破損した容器あるいは漏洩物に触れてはいけない。 環境に対する注意事項: 河川等に排出され、環境へ影響を起こさないように注意する。 環境中に放出してはならない。 回収、中和: 漏洩物を掃き集めて空容器に回収する。 乾燥した土、砂あるいは不燃性物質で吸収し、あるいは覆って容器に移す。 封じ込め及び浄化の方法・機材: 危険でなければ漏れを止める。 二次災害の防止策: すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。 排水溝、下水溝、地下室あるいは閉鎖場所への流入を防ぐ。 容器内に水を入れてはいけない。 7.取扱い及び保管上の注意 取扱い 技術的対策: 「8.ばく露防止及び保護措置」に記載の設備対策を行い、保護具を着用する。 局所排気・全体換気: 「8.ばく露防止及び保護措置」に記載の局所排気、全体換気を行う。 安全取扱い注意事項: 接触、吸入又は飲み込まないこと。 空気中の濃度をばく露限度以下に保つために排気用の換気を行うこと。 この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。 取扱い後はよく手を洗うこと。 屋外又は換気の良い区域でのみ使用すること。 接触回避: 「10.安定性及び反応性」を参照。 保管 技術的対策: 保管場所には危険物を貯蔵し、又は取り扱うために必要な採光、照明及び換気の設備を設ける。 混触危険物質: 「10.安定性及び反応性」を参照。 保管条件: 特に技術的対策は必要としない。 施錠して保管すること。 容器を密閉して換気の良い場所で保管すること。 容器包装材料: 国連輸送法規で規定されている容器を使用する。 8.ばく露防止及び保護措置 管理濃度: 設定されていない。 高熱工程で粉じん、ヒューム、ミスト、ガスが発生するときは、空気汚染物質を許容濃度以下に保つために換気装置を設置する。 保護具 呼吸器の保護具: 防じんマスク、簡易防じんマスク 換気が不十分な場合には、適切な呼吸器保護具を着用すること。 手の保護具: 適切な保護手袋を着用すること。 二トリルゴム及び塩ビは適切な保護材料ではない。 ネオプレンが推奨される。 飛沫を浴びる可能性のある時は、全身の化学用保護衣(耐酸スーツ等)を着用する。 眼の保護具: 適切な眼の保護具を着用すること。 化学飛沫用のゴーグル及び適切な顔面保護具を着用すること。 安全眼鏡を着用すること。 撥ね飛び又は噴霧によって眼及び顔面接触が起こりうる時は、包括的な化学スプラッシュゴーグル、及び顔面シールドを着用すること。 皮膚及び身体の保護具: 適切な保護衣、顔面用の保護具を着用すること。 一切の接触を防止するにはネオプレン製の、手袋、エプロン、ブーツ、又は全体スーツ等の不浸透性の防具を適宜着用すること。 しぶきの可能性がある場合は、全面耐薬品性防護服(例えば、酸スーツ)及びブーツが必要である。 衛生対策: この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。 取扱い後はよく手を洗うこと。 9.物理的及び化学的性質 物理的状態、形状、色など: 吸湿性の無色の結晶 1 臭い: データなし pH: 1. 5 0. 1N aq. 4 4 比重(密度): 1. 吸湿性がある。 危険有害反応可能性: 中程度の酸性である。 塩基と激しく反応する。 避けるべき条件: アルコール、アルデヒド、シアン化物、ケトン、フェノール、エステル、硫化物、有機ハロゲン化物と接触すると分解し、有毒なヒュームを生じる。 燃焼すると、有毒なヒューム(リン酸化物)を生成する。 アゾ化合物、エポキシド、アルコール、アルデヒド、シアン化物、ケトン、フェノール、エステル、硫化物、有機ハロゲン化物との接触に注意する。 危険有害な分解生成物: 燃焼の際は、リン酸化物などが生成される。 皮膚に接触すると有害のおそれ(経皮) 吸入(蒸気):データなし 吸入(ミスト):ラットLC 50 (1時間)値:>0. 皮膚腐食性・刺激性: 24時間ばく露の影響ではあるが、ウサギの皮膚に75-85%溶液を適用した試験において腐食性が認められたとの記述 7 、及び 0. 1N 水溶液のpHが1. 5の強酸であることから、区分1A-1Cとした。 本シートでは安全サイドより区分1Aとして取り扱っている。 重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷 眼に対する重篤な損傷・刺激性: 皮膚腐食性であることから、区分1とした。 重篤な眼の損傷 呼吸器感作性又は皮膚感作性: データがなく分類できない。 生殖細胞変異原性: データなし 発がん性: データなし 生殖毒性: データ不足のため分類できない 特定標的臓器・全身毒性 ミストは上気道に刺激的であるとの記述 9 , 10 から、区分3(気道刺激性)とした。 (単回ばく露): 呼吸器への刺激のおそれ 特定標的臓器・全身毒性 データがなく分類できない。 (反復ばく露): 吸引性呼吸器有害性: データなし 12.環境影響情報 水生環境急性有害性 データ不足のため分類できない 水生環境慢性有害性 データ不足のため分類できない 13.廃棄上の注意: 残余廃棄物: 廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。 水溶液は、強酸性を示すためアルカリで中和した後処理すること。 廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。 都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者、もしくは地方公共団体がその処理を行っている場合にはそこに委託して処理する。 廃棄物の処理を依託する場合、処理業者等に危険性、有害性を十分告知の上処理を委託する。 汚染容器及び包装: 容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。 空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。 スプレー缶を廃棄する場合は、自治体により廃棄方法が異なるので該当する自治体の規定に従うこと。 14.輸送上の注意 国際規制 海上規制情報 IMOの規定に従う。 UN No. UN No. : 1805 Proper Shipping Name: Phosphoric acid, solution Class: 8 Packing Group: III 国内規制 陸上規制情報 非該当 海上規制情報 船舶安全法の規定に従う。 国連番号: 1805 品名: リン酸(水溶液) クラス: 8 容器等級: III 海洋汚染物質: 非該当 航空規制情報 航空法の規定に従う。 国連番号: 1805 品名: リン酸(水溶液) クラス: 8 等級: III 特別の安全対策 輸送に際しては、直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れのないように積み込み、荷崩れの防止を確実に行う。 食品や飼料と一緒に輸送してはならない。 他の危険物や燃えやすい危険物に上積みしない。 他の危険物のそばに積載しない。 15.適用法令 労働安全衛生法: 名称等を通知すべき有害物 (法第57条の2、施行令第18条の2別表第9) (政令番号 第618号) 船舶安全法: 腐食性物質 (危規則第2,3条危険物告示別表第1) 航空法 : 腐食性物質 (施行規則第194条危険物告示別表第1) 16.その他の情報 1 ICSC J (2000) 2 HSDB Access on Feb 2006 3 Sax 8th, 1992 4 危険物DB 第2版、1993) 5 SRC Access on Feb 2006 6 RTECS 2006 7 IUCLID 2000 8 HSDB 2006 9 ACGIH 7th, 2001 10 産衛学会勧告 1993 災害事例 情報なし.

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職場のあんぜんサイト:化学物質: りん酸

りん酸

Key: NBIIXXVUZAFLBC-UHFFFAOYSA-N 特性 H 3PO 4 98. 飲み込むと有害• 重篤な皮膚の薬傷及び眼の損傷• 重篤な眼の損傷• 吸入すると有毒• リン酸(リンさん、燐酸、: phosphoric acid)は、のの一種で、化学式 H 3PO 4 のである。 オルトリン酸(おるとりんさん、: orthophosphoric acid)とも呼ばれる。 広義では、オルトリン酸・(ピロリン酸)H 4P 2O 7・メタリン酸HPO 3など、P 2O 5がしてできる酸を総称してリン酸ということがある。 リン酸骨格をもつ他の類似化合物群(など)は リン酸類(リンさんるい、: phosphoric acids)と呼ばれている。 リン酸類に属する化合物を「リン酸」と略することがある。 にを反応させることで生成する。 の領域では、リン酸イオン溶液は 無機リン酸 Pi と呼ばれ、 や あるいは のとして結合しているものを指す。 概要 [ ] 純粋なリン酸はに属す不安定な、またはシロップ状の無色の液体。 水・・に可溶。 において最も重要な無機オキソ酸といっても過言ではなく、、 を構成するため非常に重要。 では、低分子化合物のにおいてリン酸が付加した(など)が中間体として用いられることが多い。 またの機能調節(またそれによる)においてもリン酸化は重要である。 これらのリン酸化は多くの場合 ATP を用い、特定のリン酸化()によって行われる。 このほか、・の製造、製造の、清涼剤(の酸味料など)、歯科用セメント、金属表面処理剤、ゴム乳液の凝結剤、医薬、微生物による廃水浄化など用途は幅広い。 性質 [ ] オルトリン酸分子の 純粋な無水リン酸は常圧で融点 42. 35 の白色固体であり、後は無色透明な液体となる。 オルトリン酸という別名があるが、この別名が用いられる場合は類と区別するという意味で用いられる。 オルトリン酸は無機物であり、3 価のやや弱いである。 極性の高い化合物であるため、水に溶けやすい。 この高い粘度はによるによるものである。 8 N の水溶液として用いられることが多い。 高濃度ではを持つが、希薄溶液にすると腐食性は下がる。 高濃度の溶液では温度によりオルトリン酸とポリリン酸の間でが存在するが、表記の簡略化のため市販の濃リン酸は成分の全てがオルトリン酸であると表記されている。 以下同様に 2 段階目の電離により HPO 4 2— が、3 段階目の電離により PO 4 3— が発生する。 1 段目はやや強く解離し 0. 1 の水溶液ではは約 0. 27 であり、3 段目の解離はきわめて弱く、でも第三当量点は現れない。 p K a の値からも分かるように、オルトリン酸のは幅広い(pH)に渡って存在することができる。 この性質を利用し、としたものが緩衝溶液に用いられている。 リン酸塩類は生物学の分野においても多々登場しており、特に や 、などのリン酸化された糖がよく知られている。 詳細については記事を参照のこと。 水溶液による中和滴定曲線 酸解離に関する標準変化、変化、変化の値が報告されており 、解離に伴いエントロピーの減少がおこるのは、の増加に伴いイオンのの程度が増加し、電縮が起こり分子のによる秩序化の度合いが増加するからである。 このような加熱により生成するポリリン酸の混合物は、高温において金属などに対する作用も激しくなり、でさえ侵すようになり、 強リン酸(きょうりんさん)と呼ばれることもある。 それ以上の脱水は非常に難しいが、脱水したら(十酸化四リン)が生成する。 五酸化二リンは水と激しく反応する固体であり、としても用いられる。 利用 [ ] ハロゲン化水素の調製 [ ] リン酸とを反応させると、対応するガスが発生する。 これは研究室レベルでハロゲン化水素を入手する簡単な方法である。 この廃液処理は環境に配慮する必要がある。 食品添加物 [ ] リン酸塩としたものがとして用いられている。 リン酸塩が身体に与える影響について、様々な議論が交わされている。 肥料 [ ] リン酸は、と伴にであり、量的にはとしての消費量が圧倒的に多い。 をで処理しリン酸を可溶性とした、が最も多く生産されているが、を含まず、リン酸の含量の多いも普及している。 また、この性質を利用して軍用では蒸気をとして発生させるやがある。 合成 [ ] 熱合成法 単体を燃焼させを生成させ、これを希薄なリン酸水溶液に溶解させることで純粋なリン酸が得られる。 最も環境にやさしい合成法であるが、鉱山から採掘されたリン単体に含まれる不純物を取り除く必要がある。 湿式合成法 約35%のを()と反応させることで得られる。 2008年度日本国内生産量は 152,976 、消費量は 37,625 t である。 リン酸イオン [ ] 燐灰石 生物の作用によるもの、などに含まれるものなどがあり、元素、、などを含むものが多い。 逆にリンの摂取が少ないと骨密度が下がるという研究 もあるが、この研究は腸内でのリン酸とマグネシウム、カルシウムの結合の影響は考慮せず、体内に吸収されたリンの量での研究である。 またリン酸を含む飲料が、尿によるカルシウム排出量に影響しないという研究 がある。 自体は人体に必須のミネラルであり、厚生労働省が定めた摂取基準によれば 18 — 49 歳の成人の 1 日あたり目安量は、男性 1050 mg、女性 900 mg、上限量は男女とも 3500 mg とされている 、しかしリン酸でなくても、野菜・肉など、生物に由来する食物に普通に含まれる元素である。 寿命との関係 動物では、血中リン酸濃度が低くくなるほど寿命が長くなる。 は血中リン酸濃度がヒトの2倍あり、が75年生きるのに対しハムスターは3年しか生きない。 100歳まで生きるヒトの血中リン酸濃度も低いとされる。 人を含む多くの生物は、自己が利用するエネルギーを、リンをその運用体 アデノシン三リン酸 ATP として使用しているため、代謝が速く寿命の短い哺乳類では、血中濃度が高い事は不自然ではない。 また、リン酸はゲノム構造の基礎材料の一つで有るため、食品中のゲノム総量の多い細胞数の多い食品はリン摂取元としての比重も大きくなる。 動物細胞においてはゲノムのリン酸以外に細胞膜のリン脂質が重要な供給源になる 脚注 [ ] []• 2018年10月29日閲覧。 Wagman, W. Evans, V. Parker, R. Schumm, I. Halow, S. Bailey, K. Churney, R. Nuttal, K. Churney and R. Nuttal, The NBS tables of chemical thermodynamics properties, J. Phys. Chem. Ref. Data 11 Suppl. 2 1982• 田中元治 『基礎化学選書8 酸と塩基』 、1971年• 2011年5月22日, at the. 平成20年年計による• Katherine L Tucker, Kyoko Morita, Ning Qiao, Marian T Hannan, L Adrienne Cupples and Douglas P Kiel 2006. J Clin. Nut. 84 4 : 936—42. :Increased incidence of fractures in middle-aged and elderly men with low intakes of phosphorus and zinc" Osteoporos Int 8 4 , 1998, pp333-40. Heaney RP, Rafferty K. "Carbonated beverages and urinary calcium excretion" American Journal of Clinical Nutrition 74 3 , September 2001, pp343-347. Barger-Lux MJ, Heaney RP, Stegman MR. American Journal of Clinical Nutrition, Vol. 52:722—725• (厚生労働省)• Mechanisms of ageing and development 131 4 : Figure 2. 2010. 関連項目 [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。 外部リンク [ ]•

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